全日病支部だより

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支部だより(大分県支部)

全日本病院協会大分県支部
支部長 長松 宜哉

 2024年6月より全日本病院協会大分県支部長を拝命しました。よろしくお願いします。大分県支部の母体となっている大分県病院協会は1952年に設立され、創立70周年を迎えた歴史ある一般社団法人です。現在大分県内121病院が加盟しています。大分県病院協会独自で大分県病院学会を毎年開催しています。今年で42回目となりましたが、去る9月29日に開催され(全日本病院学会と同日でした)、1700人もの参加者でにぎわいました。
 「為すものは常に成り、行うものは常に至る」~新しい世界に挑戦しよう~をテーマに「地域共生社会と病院の役割」のタイトルで特別講演を、「地域包括ケアシステムのさらなる深化」をテーマにシンポジウムを行いました。一般演題も140題以上の発表がありました。少子高齢社会、人口減少社会に向かって病院は何をすればいいのか実のあるディスカッションができました。
 大分県は令和5年の統計で65歳以上の全人口に占める割合が34.2%とすでに超高齢社会となっており、人口減少地域はさらに増加し、地域の医療資源格差は増大していくばかりです。そんな中、今年の診療報酬改定や新しい地域医療構想に関心が集まっています。会員病院を正しい方向に導いていけるよう活動しているところです。これは全日本病院協会の方針と一致するものであり、大分県内の全日本病院協会の正会員数もどんどん増えればいいのですが大分県病院協会の方が全日本病院協会より早く結成されたためか全日本病院協会の正会員数は49名と伸び悩んでいます。大分県病院協会と全日本病院協会の二重会費の問題が大きいかもしれません。全日本病院協会は日本の医療行政に大きな影響力を持ち、執行部は目覚ましい活躍をしてくれています。その活動に賛同、参加すべく大分県支部もより多くの会員を獲得していきたいと思っています。
 最後に大分県のPRをさせていただきます。全国で唯一「おんせん県おおいた」をキャッチフレーズにしているのをご存知でしょうか。源泉数、湧出量ともに全国1位であり、県内のほぼすべての市町村(16市町村)で温泉が湧き出ています。別府市や湯布院が有名ですがほかにも個性的な温泉地がたくさんあります。ぜひ大分にお立ち寄りください。